この検討会の趣旨は、いわゆる「シックハウス問題」に対応するため、平成14年に指針値を定めた13物質以外の代替物質として新たな化学物質の使用が指摘されていること、SVOCの概念がでてきたこと、細菌由来のVOC類の検出が検出されていること、WHOの空気質基準値の動向と整合を検討する必要があること等から、改めて当該指針値の超過実態の把握をするとともに、各種の最新の知見に基づき、室内濃度指針値の設定のあり方、見直しの仕方等について検討を行うものです。
今回の検討会では、「室内濃度指針値の見直し等について」~① 室内空気汚染に係るガイドライン案について-室内濃度に関する指針値案-(2-エチル-1-ヘキサノール、テキサノール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチレート(TXIB))、②室内空気汚染に係るガイドライン案について-室内濃度に関する指針値案の改定案-(キシレン、エチルベンゼン、フタル酸ジ–n–ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)、③総気発性有機化合物(TVOC)試験法(案)について~以上3点について検討されました。